製品概要 エスプライン® SARS-CoV-2&Flu A+B
よくあるご質問
【検体採取】
- 綿棒はキット付属品以外のものでも使用できますか?
- 鼻咽頭を直接拭う場合:
キット付属のニプロスポンジスワブ TYPE S(別売りもしております)をご使用ください。
鼻腔ぬぐい液を直接拭う場合:
滅菌綿棒(キット付属のニプロスポンジスワブ(TYPE S)、フロックスワブや、材質にレーヨンやポリエステルを含む綿棒(市販品))をご使用ください。
- 検体に血液が混入した時の影響は?
- 溶血ヘモグロビンは500mg/dLまで、全血2%まで本品における判定への影響は認められませんでした。
それ以上の濃度では判定に影響を及ぼす可能性がありますので、再度検体を採取して検査することをお薦めします。
- 粘性の強い検体の対処法は?
- スクイズチューブ中で綿球部をよく揉みほぐしてください。
- 鼻咽頭ぬぐい液、鼻腔ぬぐい液以外の検体で検査できますか?
- 現在、承認を取得している検体は「鼻咽頭ぬぐい液」および「鼻腔ぬぐい液」のみです。その他の検体種については臨床試験を検討中です。
【操作】
- 試薬を室温に戻る前に使用するとどうなりますか?
- ラインの発色遅延や、低濃度の試料は陰性となる可能性があります。
- 試料液の滴下量が2滴ではなく、1滴もしくは3滴以上になってしまった場合は?
- 【滴下量が少ない場合】
SARS-CoV-2抗原量やFlu抗原量が不足して偽陰性になる可能性があります。また、著しい縦スジで判定が困難になる場合や縦スジを伴ってレファレンスラインの中央部が発色しない場合があります。
カセット蓋から滴下チップ先端を10mm以上離して所定の2滴(20μL)で再検してください。
【滴下量が多い場合】
判定ラインの発色遅延やレファレンスラインの発色遅延が発生し、判定時間(20分)内にレファレンスラインが認められずに判定不能や偽陰性になる場合があります。
カセット蓋から滴下チップ先端を10mm以上離して所定の2滴(20μL)で再検してください。
- 検体滴下後、すぐに凸部を押さなかったが、測定に影響はありますか?
- 縦スジやバックグラウンドの発生の可能性がありますので、速やかに押して下さい。
凸部を押すまでの時間はおよそ20秒程度までを目安として下さい。
- 「エスプライン SARS-CoV-2」や「エスプライン インフルエンザA&B-N」の検体処理液と共用できますか?
- 本製品の検体処理液は「エスプライン SARS-CoV-2」および「エスプライン インフルエンザA&B-N」に使用可能ですが、「エスプライン SARS-CoV-2」および「エスプライン インフルエンザA&B-N」の検体処理液は本製品に使用できません。
【判定】
- 判定ラインが薄い場合の判定は?
- ウイルス量が少ない場合には判定ラインが薄くなります。判定ラインが薄くても、レファレンスラインが認められれば陽性と判定してください。
- 判定ラインの一部が欠けた場合や点状に発色した場合の判定は?
- 一部が欠けていた場合には陽性と判定してください。また、点状発色の場合には陰性と判定してください。
- 判定部分に青色の縦スジが出ました。判定に関係するのでしょうか?
- 縦スジは判定には関係ありませんので、レファレンスラインが正常に出現していれば縦ラインを無視し判定ラインの有無で判定して下さい。
(検体の粘性による展開阻害や湿度が高い場合、検体滴下量が少ない場合、検体滴下後に速やかに凸部を押さなかった場合などで縦スジが発生する場合があります。)
- 判定部全体が青色に発色する場合の原因は?
- 試料液の粘性が高く、バック発色をしている可能性があります。
また、湿度の高い状況下で測定した場合にも判定部全体が青色に発色することがあります。
- レファレンスラインの出現が遅延または出現しなかった場合の原因は?
- 検体粘性による展開不良、試料液滴下量が多い、カセット内のメンブレンの吸湿、凸部を片寄って押した場合による展開不良、基質パッドの切断や吸収パッドの浮きによる展開不良などが考えられます。
- 判定ラインがにじんでいる場合の判定は?
- 強陽性検体の場合、試料液中にSARS-CoV-2抗原量が多く、にじんだような太い判定ラインが出現する場合があります。生理食塩水で希釈いただくと、ラインのにじみが抑えられます。この場合、希釈により感度が低下しますのでご注意ください。
- 20分時点では陰性でしたが、その後判定ラインが現れてきた場合の判定は?
- レファレンスラインを確認し、20分時点で判定してください。20分以降に出現したラインは判定に用いないでください。
- 新型コロナウイルス感染症の疑いがあったが、陰性だった場合の判断は?
- 発症後間もない時期では新型コロナウイルス量が充分増えておらず陰性となる場合があります。また検体採取の際にウイルスが綿棒に充分量吸着しなかった場合、検体の抽出が適切でなかった場合、検査が適切に行われなかった場合等にも陰性となります。
流行状況や臨床症状などから総合的に判断し、適宜、再度検体を採取して検査してください。※本品の使用時には、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第4版)」及び鼻腔検体採取における留意点等について(厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部)も合わせてご参照ください。
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第4版)」(令和3年6月10日)→
【性能】
- SARS-CoV-2の検出感度は?
- リコンビナントSARS-CoV-2抗原で25pg/mLでした。
- 交差反応性は?
- 下記のリコンビナントヒトコロナウイルス抗原とは反応性を示しませんでした(自社データ)。
Human Coronavirus 229E
Human Coronavirus OC43
Human Coronavirus NL63
Human Coronavirus HKU1
MERS-CoV
【その他】
- 包装回数は?
- 10テスト用です。
- 製品のリーフレットはありますか?
- こちらからダウンロードください「エスプライン SARS-CoV-2&Flu A+B」リーフレット [PDF:1,839KB]
- 添付文書は?
- こちらからダウンロードください 「エスプライン SARS-CoV-2&Flu A+B」添付文書 [PDF:2,028KB]
- 保険請求上の項目と保険点数は?
- 実施料は、D012 (54) SARS-CoV-2・インフルエンザウイルス抗原同時検出(定性)420点、免疫学的検査判断料は144点です。
※製品以外の新型コロナウイルス感染症に関するお問い合わせは、下記「関連情報」をご参照ください。
お問い合わせ
製品に関するお問合せ先:お客様コールセンター
TEL/フリーダイヤル:0120-292-026 e-mail:fri.call@hugp.com
メディア関連の方
H.U.グループホールディングス株式会社 広報部
TEL:03-6279-0884 e-mail:mhd.pr@hugp.com